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【ビジネス】事業計画のフレームワーク6選!漏れなく情報収集して経営成功を

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経営計画を策定するには、経営理念や経営ビジョンの設定後に現状分析を行うための情報収集が必要となります。その際に、漏れなく情報収集を行うことができる、フレームワークを紹介します。

経営計画の策定の流れ

①経営理念の策定 ②経営ビジョンの設定(3年後の姿) ③外部環境、内部環境調査 ←ここでフレームワークを使い漏れなく調査を行います。 ④SWOTにまとめる ⑤クロスSWOT分析で全社戦略を策定 ⑥ドメイン設定(だれに・なにを・どのように提供するか) ⑦戦略を実行するため部門ごとに課題設定 ⑧課題を解決するため部門ごとに解決策(アクションプラン)とKPIを設定

外部環境、内部環境調査で知っておきたいフレームワーク6選

1. SWOTSWOT分析

SWOT分析とは、外部環境を自社が経営目標をクリアするための機会となるか、または脅威となるか。内部環境を競合他社に比べて強いか、顧客から見て価値があるかという目線で強み・弱みに振り分けて整理を行う方法です。

戦略を策定する際、抽出した外部環境と内部環境を掛け合わせて戦略を策定していく、クロスSWOT分析という手法を使います。

2. 3C分析

「市場(Customer)」「競合(Competitor)」「自社(Company)」の頭文字をとって3Cと言われます。この3つの視点で考えれば、経営環境全体を俯瞰して分析することができます。

市場環境では「業界の市場規模・市場の成長性・顧客ニーズ・顧客の消費者行動など」、競合分析では「競合企業と自社企業のシェア、競合企業の商品・サービス特性など」、自社分析では「ヒト・モノ・カネの強み弱みなど」を分析します。

3. 競争戦略の5フォース(外部環境ミクロの視点)

マイケル・ポーター氏が考えた、自社業界の構造を「競合他社の脅威」「新規参入の脅威」「代替品の脅威」「売り手の交渉力」「買い手の交渉力」の5つの視点から捉える方法です。

4. PEST分析(外部環境マクロの視点)

PEST分析は、事業の外部環境分析、特にマクロ環境分析を行う際のフレームワークです。

PESTというのは、Politics(政治的要因)、Economics(経済的要因)、Society(社会的要因)、Tecnology(技術的要因)のそれぞれの頭文字を取ったもので、事業に影響するこれらの外的要因を分析することがPEST分析です。

5. マーケティングの4P(内部環境 商品・サービスの優位性)

自社の商品・サービスを自社内のアンケート調査結果や競合調査から「製品・商品(Product)」「価格(Price)」「プロモーション(Promotion)」「立地(Place)」に分けて強み・弱みを分析します。

6. PQCDSME(内部環境 生産管理体制)

「生産性(Productivity)」「品質(Quality)」「原価(Cost)」「納期(Delivery)」「安全性(Safety)」「士気(Morale)」「環境(Environment)」の視点から生産管理全体の強み・弱みを分析します。

まとめ

これらのフレームワークを活用し、外部環境・内部環境の現状分析を行います。

ただし、これらを使っただけで精度が高い調査ができると言うわけではないので、経営について幅広い知識や仕事のノウハウも習得する必要があります。

経営全般の幅広い知識を身に着けるなら、経営コンサルティングの国内唯一の国家資格である中小企業診断士を取得するのも良いのではないでしょうか。

【不動産投資】融資審査に通りやすくするポイントを元銀行員が解説

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不動産投資は、将来の環境変化も踏まえて、投資価値の高い物件さえ取得できれば、有効な資産形成の手段の一つです。しかし、最近では銀行などの金融機関は不動産投資に対する融資に慎重になっています。

そこで、元銀行員の目線から、不動産投資の融資審査に通りやすいポイントを解説します。

1. 自己資金を用意する

融資審査では、自己資金の額が重要視されます。自己資金が多いほど、金融機関は「借入者の収入や資産状況が安定している」「万が一の返済不能リスクが低い」と判断します。

一般的に、購入物件価格の20%~30%程度の自己資金を用意しておくとよいでしょう。

2. 投資計画書を作成・提出する

投資計画書とは、不動産投資の目的、物件の選定理由、収支計画などをまとめた書類です。融資審査で金融機関に提出する際には、投資計画書を作成・提出するようにしましょう。

投資計画書を作成することで、自分の考えや意図を明確に伝えることができ、金融機関の信頼を得やすくなります。

3. 物件の収益性を示す資料を用意する

融資審査では、物件の収益性が重要視されます。そのため、物件の収益性を示す資料を用意しておきましょう。

具体的には、以下の資料が考えられます。

  • 賃貸借契約書
  • 賃料相場調査資料
  • 周辺環境調査資料

これらの資料を用意することで、金融機関は物件の収益性やリスクを正確に把握することができます。

4. 金融機関の審査基準を理解する

金融機関によって、融資審査の基準は異なります。そのため、融資を受ける金融機関の審査基準を事前に理解しておきましょう。

具体的には、以下の情報を確認しておくとよいでしょう。

  • 融資条件(融資金額、金利、返済期間など)
  • 審査の流れ
  • 審査に必要な書類

金融機関の審査基準を理解しておくことで、融資審査にスムーズに通過しやすくなります。

まとめ

不動産投資の融資審査に通るには、以下のポイントを押さえることが重要です。

  • 自己資金を用意する
  • 投資計画書を作成・提出する
  • 物件の収益性を示す資料を用意する
  • 金融機関の審査基準を理解する