投資、ビジネス情報ラボ

様々なビジネス、経営情報を発信します

【ビジネス】事業計画のフレームワーク6選!漏れなく情報収集して経営成功を

         f:id:JPBKCKSS:20210918182516p:plain

 

経営計画を策定するには、経営理念や経営ビジョンの設定後に現状分析を行うための情報収集が必要となります。その際に、漏れなく情報収集を行うことができる、フレームワークを紹介します。

経営計画の策定の流れ

①経営理念の策定 ②経営ビジョンの設定(3年後の姿) ③外部環境、内部環境調査 ←ここでフレームワークを使い漏れなく調査を行います。 ④SWOTにまとめる ⑤クロスSWOT分析で全社戦略を策定 ⑥ドメイン設定(だれに・なにを・どのように提供するか) ⑦戦略を実行するため部門ごとに課題設定 ⑧課題を解決するため部門ごとに解決策(アクションプラン)とKPIを設定

外部環境、内部環境調査で知っておきたいフレームワーク6選

1. SWOTSWOT分析

SWOT分析とは、外部環境を自社が経営目標をクリアするための機会となるか、または脅威となるか。内部環境を競合他社に比べて強いか、顧客から見て価値があるかという目線で強み・弱みに振り分けて整理を行う方法です。

戦略を策定する際、抽出した外部環境と内部環境を掛け合わせて戦略を策定していく、クロスSWOT分析という手法を使います。

2. 3C分析

「市場(Customer)」「競合(Competitor)」「自社(Company)」の頭文字をとって3Cと言われます。この3つの視点で考えれば、経営環境全体を俯瞰して分析することができます。

市場環境では「業界の市場規模・市場の成長性・顧客ニーズ・顧客の消費者行動など」、競合分析では「競合企業と自社企業のシェア、競合企業の商品・サービス特性など」、自社分析では「ヒト・モノ・カネの強み弱みなど」を分析します。

3. 競争戦略の5フォース(外部環境ミクロの視点)

マイケル・ポーター氏が考えた、自社業界の構造を「競合他社の脅威」「新規参入の脅威」「代替品の脅威」「売り手の交渉力」「買い手の交渉力」の5つの視点から捉える方法です。

4. PEST分析(外部環境マクロの視点)

PEST分析は、事業の外部環境分析、特にマクロ環境分析を行う際のフレームワークです。

PESTというのは、Politics(政治的要因)、Economics(経済的要因)、Society(社会的要因)、Tecnology(技術的要因)のそれぞれの頭文字を取ったもので、事業に影響するこれらの外的要因を分析することがPEST分析です。

5. マーケティングの4P(内部環境 商品・サービスの優位性)

自社の商品・サービスを自社内のアンケート調査結果や競合調査から「製品・商品(Product)」「価格(Price)」「プロモーション(Promotion)」「立地(Place)」に分けて強み・弱みを分析します。

6. PQCDSME(内部環境 生産管理体制)

「生産性(Productivity)」「品質(Quality)」「原価(Cost)」「納期(Delivery)」「安全性(Safety)」「士気(Morale)」「環境(Environment)」の視点から生産管理全体の強み・弱みを分析します。

まとめ

これらのフレームワークを活用し、外部環境・内部環境の現状分析を行います。

ただし、これらを使っただけで精度が高い調査ができると言うわけではないので、経営について幅広い知識や仕事のノウハウも習得する必要があります。

経営全般の幅広い知識を身に着けるなら、経営コンサルティングの国内唯一の国家資格である中小企業診断士を取得するのも良いのではないでしょうか。