【2023年版】個人事業主が初めて銀行から融資を受けるときのポイント【融資相談から審査まで】
はじめに
個人事業主が事業を拡大するためには、運転資金や設備資金などの融資が必要になるケースは少なくありません。しかし、初めて銀行から融資を受ける際には、どのような手続きが必要なのか、何を準備すればよいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では、個人事業主が初めて銀行から融資を受ける際のポイントを解説します。融資相談から審査まで、流れを把握して、スムーズに融資を獲得しましょう。
融資相談
まずは、融資を希望する銀行に相談しましょう。その際は、以下の点について説明します。
- 自社の事業内容
- 融資の目的
- 融資の金額
- 返済計画
また、融資の申し込みが可能かどうか、審査の流れや条件などについても確認しておきましょう。
審査資料の準備
融資の申し込みには、以下の資料が必要です。
- 確定申告書(3期分)
- 試算表(作成している場合)
- 工事請負契約書(建設業)
- 注文書(受注生産製造業)
- 導入設備の見積書(設備資金相談時)
- 事業における許可証・免許証の写し
- 売上代金入金口座の通帳の写し(売上金を入金している銀行以外に申し込みを行う場合)
資料は、提出期限までに揃えて提出しましょう。
審査
銀行は、以下の点などを審査して、融資の可否を判断します。
- 反社会的勢力に該当しないか
- 融資の目的が妥当か
- 融資の金額が妥当か
- 返済期間が妥当か
- 事業内容と将来性が有望か
- 経営者の経歴と信用力
- 財務内容(売上、経費、利益水準など)
融資実行
審査に通過すると、融資が実行されます。融資の実行には、以下の手続きが必要です。
- 融資契約の締結
- 融資資金の受け取り
融資契約書には、融資の条件や返済方法などが記載されています。内容をよく確認してから、署名捺印しましょう。
融資資金は、通常、口座振込で受け取ることができます。
まとめ
個人事業主が初めて銀行から融資を受ける際には、以下の点を押さえておきましょう。
- 融資の目的や金額、返済計画などを明確にする
- 必要な資料を準備する
- 審査のポイントを押さえる